いなかWEBライターのブログ

やりたいこと全部やって生きていたいと思うから、田舎に住むと決めました(今現在は)。

「夏休み企画」焼き芋を1日12万円売った20歳女子(私)の成功体験を余すことなく教えます。

 私はなかなかイレギュラーな人生を経験していると思います。
21歳から29歳まで各職業での勤め人、30歳で飲食店を起業、35歳で海外移住。今年から本業がWEBライターとなりました。本業というか、収入のメインが、という感じなので主業でしょうか。
 

この人生はネタが満載過ぎて、それは時に「嘘だ」と言われることがあります。まさに私は、私の生き方は、常軌を逸している。すごい、とかではなくて、非常にヘンテコであることが、そう言えるのです。

 

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常軌を逸した職業とは?

 これは結構持ちネタなんですが、私は20歳の時、焼きいも屋さんでした。ウケる。これ、かなり信じてもらえないけど、本当です。兵庫県川西市に暮らして、軽トラで焼きいも売りさばいていました。しかも、すっごく売っていました。

1日の最高売り上げが12万円の日もありました。私は紛れもない芋師です。

 

●20歳のオネエちゃん芋を売る

20才のある日、求人広告で焼き芋屋さんを見つけました。

純粋に「美味しい芋を食べたいな」という動機と、フレックスで(お洒落に言うたよ)働けるなら気楽だし、面白そうだと焼き芋屋さんの門戸を叩きます。

車のレンタル料、薪代で1日6000円、これをまず会社に払う。芋の仕入れ代は個人の手出し、あとの売り上げは自分のもの、という契約です。

 

まず、同僚の皆さんが使っている芋を焼いてみたら、全く美味しくない。当時の都会の焼き芋は、クズ芋を使うことが主流だったのです。私の実家は田舎の百姓ですから、しかもさつま芋を作ってましたから、これは納得いかない。

そもそも動機が、自分が美味しい芋を食べたいなのですから!

八百屋さんを回って美味しい芋を探しました。そこで出会ったのは「鳴門金時」(なるときんとき)というお芋です。今では珍しくないブランドだけど当時(18年前)はとても珍しく高級な芋でした。

 

L寸で卸価格 1本300円。

これは焼き芋を1本1000円で売らなければ元が取れない。

たっかいなぁ。さて、どうしよう。

 

●芋売り的マーケティング

まずは、マーケティングを丹念にしました!

・販売地域

兵庫県の阪急沿線は、関西のお金持ちが住む地帯ですからそこにターゲットを絞りました。(当時は兵庫県川西市在住)単価の高いものは、やはり富裕層に向いています。

・顧客層

やっぱり芋は女子でしょ、ということで女性客。

・時間帯

お昼の主婦のお買い物とランチの時間帯。あとは会社帰りの5時以降。

・場所。

スーパーの近く。レストランの近く。駅前。

・抱き合わせ販売

ハチミツとバター。この組み合わせ最&高な!

バターはカルピスの最高級バターを使用(付加価値をつける)。

 

●いよいよオネエ芋、始動!

とりあえずばんばん焼いて、試食してもらうことに力を注ぎました。試食は素晴らしい宣伝となります!

「あら、これ美味しいわね!買っていくわ、いくら?え、高い!」お客様、驚愕します。ですから、鳴門金時がブランド芋であることを説明します。更にここで、ハチミツとバターをサービスで少量だけどお付けすることを発表。そして最後に、初回のお客様は半額でいいですよ、という初回限定値引きサービスをしました。

 

本来は3,000円の芋を1,500円で、ハチミツと高級バターをつけて。

私の中では完全な赤字です。

 

●芋売オネエ的ロジック!

勝負は次の日。

お母さんやお姉さんが芋をおうちに持って帰る→家族の人も食べる→もちろん足りない→明日も買ってきてよちょっとまじで!→翌日の同じ時間に同じ場所にスタンバイ。

するとリピート率はかなり高い。

当時、なると金時の焼き芋は他になかったですし、なると金時は本当に美味しい芋です。私の所でしか、なると金時の焼き芋は買えません。一度食べているので、もう芋の価値が浸透していることと、シーズンモノということで惜しげもなく大人買いをしてしまうということになります。

ハチミツとバターは新品をストックをしており、それを一緒に売ります。これで昨日の売り上げ、取り返せますね!完璧なロジック。

 

●オネエならではの気遣いを発揮

そしてさらに、焼き芋を美味しく保存する方法をお教えします。美味しく食べれる再加熱の方法や、料理法なんかもお伝えします。これは紙に手書きで描いて、可愛い色の紙にコピーしておきました。

すると、「週末に実家に帰る用事があるから、このお芋保存しといて母に持っていくわ!」という流れが出来ました。焼き芋が手土産に進化した瞬間です。

 

  1. マーケティング
  2. プロデュース
  3. 販売能力と高い品質管理
  4. 提案とアフターサービス

 

この流れが出来上がるとモノは売れます。

 

そしてお客様からの信用がなにより、「あのオネエちゃんとこのお芋美味しいで!」口コミが広がっていきます。

お商売は、誰もやってないことを見つけて、それをただ丁寧にやることが一番です。なにより、本物を誠意を持って提供すること。

 

私のライバルは、世捨て人みたいな出稼ぎのおっちゃん達でした。なんの工夫もせずに売れないクズ芋を売って、日銭で酒を飲む。みんな住まいは会社のタコ部屋。あぁ、切ないよ。

おっちゃんらは「オネエちゃんに芋が売れるもんか」と笑い、私を同僚として評価しませんでした。しかし、私はそこの誰よりも真剣に美味しいお芋を焼きました。

●オネエ芋更なる展開は?

流行りは引きずらないことが大切。すっぱりとそのシーズンだけで、焼き芋はおしまいにしました。なんせ、二番煎じの人達が既に出てましたからね。

そこから私は、移動販売に目をつけて、アメリカから輸入した古着を移動販売で売ることをやりました。若者の間で飛ぶように売れました。

●オネエ古着を経て

その後は、社会的に会社員とかなっとかないといけないんじゃと思い、株式会社に就職しました。会社員もとても勉強になりました。ですが私は、自分なりのアイデアで仕事がしたいので、会社員という枠がとても窮屈でした。会社にはルールがあるのと、足踏み揃えて皆で同じようにやらなければいけないので自発的な行動は煙たがられる。会社員という経験は程々でいいかと、その会社は4年で退職しました。

 

それからはいかにやりたい業種で起業し儲けを出して楽に継続するか、という研究と勉強に没頭することとなります。そのためにどんなことをすべきか、ということで次の就職先を決めていきました。

 

先日青年実業家の方々と会食を致しまして、これから実業家を目指すという若者に対するワークショップを開こうという試みがあり、私のこのような経験を題材にしたいとのお話を頂きました。現在はその資料を作成しているところです。

草むらを好き勝手に楽しんで歩いてきたようなこの道程がどなたかのお役に立つのなら、それもまた楽しいことです。これは焼き芋が私の原点、とうお話でした。

 

自分で読んで良かった本を以下に紹介していますよ。

良かったら参考にしてください!

 

〇その後の私、愛読書はこちらでした〇

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〇これは10年くらいずっと何度も読んでいます〇

マジで幸福と成功のセオリーが書いてあるんです!

ティーブさん大好きです!

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 ありがとうございました^^