いなかWEBライターのブログ

やりたいこと全部やって生きていたいと思うから、田舎に住むと決めました(今現在は)。

非認定ランサーが競り勝つたったひとつの方法とは。

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これは外国のスタバ前にTOYOTAの車が並んでいた光景です。日本車の力すごい。

 

巷はバレンタインの雰囲気ですね!私はオーストリア王室御用達のチョコというものを買って、すでにひとりで楽しんでしまいました。それがロイヤルな味なのかはわかりませんが、かのエリザベート皇后陛下を思いながらうやうやしく頂きました。

このイベント、日本では「バレンタインデー」ですが、アメリカでは「バレンタインズディ」と呼ばれています。日本は言葉を輸入をする際に複数形の言葉を単数形にすることが多いように感じます。「アイチューン」も本来は「iTunes」。アイチューンズと表記されて、アイチューンと読むとか、おかしいでしょうに。

この、古い世代がにわかに作り出した謎なシステム。若者の英語学習を混乱させ上達を妨げているので、早いところ意味のない言葉作りはおやめになって頂きたいと感じています。

 

システムと言えば、ランサーズにおける「認定ランサー」というものがあります。ある一定の基準を満たした人にランサーズが付与する称号。いわゆる高品質のしるしで、JISマークのようなもの。認定ランサーで実績が100以上とか無双感しかないですね。この猛者達と提案にて競い合い勝利するたったひとつの方法があります。それは、豊臣秀吉戦法です。

豊臣秀吉戦法とは?

豊臣秀吉は、農民の子から天下人という異例の大出世をしました。彼の成功は、生まれつき備わっていたあるセンスによるものだと言われています。それは、非常に人たらしだったことなのです。人たらしというとジゴロなイメージですが、そうではありません。逆に彼は、完全無欠の尽くし屋さんです。「殿の履物を懐で温めた」エピソードはその真髄ですね。

このエピソードを知った時、あなたはどう感じましたか?抜け目のないやつだと思いましたか?私は彼を、人に感動を与える天才だと思いました。そして、プランニングの天才。洞察の天才です。

石田三成が3杯のお茶を出し、豊臣秀吉に見初められたエピソードがあります。石田三成もすごいですが、ただ「あーお茶美味しかった」ではなく、温度が違うことに着目した豊臣秀吉の洞察力は、さすがです。いつも人を感動させている人は、感動の仕掛けに気付くことができるのです。察する力・引き合う力、ですね。

 

豊臣秀吉戦法とは、感動を与える戦法なのです。

私は、20代前半会社員の時からこの豊臣秀吉戦法を用いていました。営業部時代の成績は、この戦法のおかげで常に上位3位以内でした。ランサーズの提案においても、この戦法は非常に役に立つと思いますので、私の提案における実体験を元にご紹介したいと思います。

案件:1文字3円1記事1000文字9記事

内容:美容系店舗のブログ

この時の私の状態:実績3評価5非認定ランサー

 

非常に素敵な案件です。初提案において成功体験を噛み締めた私は、少しステップアップしたいと思い、この案件に挑むことを決意。私が見たときには、もうすでに多くの提案がなされていました。既にある提案は15人、うち認定ランサーは9人。中には何百という実績のランサーも……。認定と実績は強い。でもこの案件取りたい。

実は、この案件は結構特殊で、募集の時点で多くの情報が公開されていました。9記事全ての仮タイトル、記事が実装される店舗のHP、文体指定などなど。私はそこに勝ち目があると感じて、この案件にクローズしました。

まず行ったのはリサーチ

HPを観て店舗の雰囲気やスタッフさんを知る。お相手を知ることは何より大切です。加えて、クライアントさんのチェックも行います。それによりこの案件は店舗のオーナー発注ではなく、外注さんからの発注だということがわかりました。店舗社長にアプローチするのと、外注さんにアプローチするのとでは、大きな違いがありますのでこれは良い収穫です。

つぎはプランニング

普段提案する際、ポートフォリオを添付する場所に、企画書を添付しました。実際のものを少し変えて以下に掲載します。

 

【方針】

・ブログ記事は問題提起から解決法を示したのち、店舗への誘導となる流れをつくることを目的とする(自然に)。

 ・店舗がもつオリジナルのケアテクニックや特徴的な商品、技法などのセールスポイントを交えて紹介する。

 ・問題解決の仕組みを提示することで、店舗ならではのプロフェッショナル感、知識の充実を感じてもらい、信用の獲得から集客へと繋がる仕組み作り。

 【内容】

・9つのタイトルに関連した美容商品・技術を1点ずつご提供いただき、ブログの流れでご紹介したいと思っております。 ※キーワード指定ございましたらお知らせください。

・その際、お店側様からは箇条書きでよいので、 商品名・施術内容・効果(購買商品であれば成分と効果)・価格・施術時間をいただければと思います。

可能であればオーナーさんやスタッフさんのこだわりを教えてください。

例)オーガニック面、美容面、お仕事への心がけなど

ブログ記事は単なる情報発信ではなく、みなさんの想いによりそったものにしたいと考えております。どうぞよろしくお願いします。

 

企画書は以上です。それに加えて、記事9つのタイトルを考えてつけて、提出しました。もちろん普段使っている提案文とポートフォリオもつけました。何日の何時までに仕上げます、という細かい制作計画も。

最後に思いと情熱を

この案件を私に任せていただきたい、その思いを伝えます。

 

以上です。

 

その結果、私はこの案件を担当することができました。

このことから言えるのは、実績が無くとも、提案にて本領を発揮できればプロジェクトには勝ち目があるということです。クライアントさんは、私の企画書を店舗のオーナーさんにも見せてくれていたそうです。その時にオーナーさんが「こんなに考えてくれているなんて嬉しい。是非この人に書いてもらいましょう!」と言ってくださったそうです。鶴の一声ですね!

 

私があみだした豊臣秀吉戦法とは

多くの従者の中から、どうしたら殿が自分を見てくれるのかを懸命に考えること。その時、核にするのは「喜んでもらいたい」という気持ち。どうしたら殿が、驚くか、嬉しいか、役に立つのか、そればかりを懸命に考えます。しかし、想いばかりではなく、リサーチ力の高さや、他との違いを明確にすることも必要です。

結局は人と人。心を動かすのは心です。豊臣秀吉のお心尽くしなエピソードは他にもあります。小手先だけのビジネス書を読むよりも、彼のやった事とその結果を知る方が身になります。まさに賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶです。

 

非認定ランサーが競り勝つたったひとつの方法とは、人たらしになるということでした。※現在は認定ランサーです。