いなかWEBライターのブログ

やりたいこと全部やって生きていたいと思うから、田舎に住むと決めました(今現在は)。

貧乏お嬢様の妄想が止まらない

最近ハマリにハマっている本が「貧乏お嬢様シリーズ」です。

第1作目は「貧乏お嬢様、メイドになる」です。文字通り、公爵家のお嬢様が、メイドになるという物語で、図書館でなんとなく手にとったのがドハマリのはじまり。すーーーごく面白いんです。脳内キャスティングが進んで進んで面白い。

 

これは読書をする上で、必ずやってしまうクセのようなものなのですが、登場人物をキャスティングして、脳内ですべてを映像化しながら読むというもの。と、いうより、本を読むと、脳内で動画上映が勝手に行われると言ったほうが近いかもしれません。キャスティングは、見たことがある俳優さんをベースに自動的になされます。

これって私だけなのかな?共感を得たことはありません。

 

シナリオと脚本を学んでいた頃に、その授業の中で「どうやってストーリーを生み出すのか?」という議論が行われていて、その時の私の発言に、その場にいた皆さんが「???」となりました。

 

もしなにか小説を書こうと思ったら、まず人物を一人リアルにつくる。そしたらやがて、その人物が勝手に話しだしたり、歩き出したり、ご飯を食べたりしてしまって、物語が進んでいってしまうのです。プロットとか無視なんですよ、主人公は。ですから「ちょ、まって、展開早くてタイピング追いつかないからスロー再生にして」と自分の脳内に語りかけます。もちろんスローになどなりませんので、懸命に脳内を追いかけるしかありません。とても大変です。

 

究極にぼーっとしている時などは、意識とは別のところでいきなり新しい物語が始まったりもします。その物語の内容が、面白いか否か、はわかりません。でも、奇想天外であることは確かです。最近はもっぱら「テクノロジーで雨雲を作り、その雨雲が降らせる雨で人間を滅亡させようとする人工頭脳が現る」というSFな物語が上映されています。しかも、その人工頭脳と「人類の存続をかけて戦う」のはです。です。

まぁ、そんな感じなんですてへ。

 

 

話がそれましたが、今読んでいるのはこちら。

 

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貧乏なお嬢様とイケメンが出てくるのですが、そのキャスティングが秀逸なんです。自画自賛

 

 

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キラー・ナイトレイさんと、オーランド・ブルームさんの美しコンビ。

これ、読んだことがある人は、わかってくれるんじゃないかなー。絶対にこの二人だと思うんですが!実際に映画にならないかしらーー。

 

この作者さんと私の感覚は結構似ているのかもしれない、と思う。登場人物のみならず、登場するお城の壁の色や、ロンドンの街並み、空気感にいたるまで全てのものが、それはリアルに脳内で再現されているからです。作者さんのイメージが、ダイレクトに伝わってくる感覚です。作者さんによっては、景色などはこまかく再現されない場合もあるんです。その違いは、私がイメージしやすい(好みの)文体か、そうでないか、かもしれませんが、よくわかりません。

そういった性質をもっているので、ヴァイオレンスなものはメンタルへのダメージがひどいです。村上龍さんの「限りなく透明に近いブルー」などは、かなりリアルに再現されてしまい、まとめて読むことが出来ずに、相当時間がかかりました。読後は抜け殻になりました。

私は物語に憑依する「文字イタコ」です。

ジョジョで言うなら、本の後ろに立つスタンド、ハンター×ハンターで言うなら、本から出ている念、を観ているイメージです。わかんないよね、うん、私もわかんない。誰か教えて。

 

仕事しないといけないのに、今はお嬢様シリーズの中毒です。このシリーズ、永遠に続いて欲しい。

 

雑記でした。