いなかWEBライターのブログ

やりたいこと全部やって生きていたいと思うから、田舎に住むと決めました(今現在は)。

綺麗な海の上で天国と地獄に関して論じる。

今日からしばらく、日本で発売されているダイビング雑誌の撮影隊とご一緒します。日中のみならず、サンセットとナイトダイビングでの撮影もあります。一日中潮漬けという幸せな日々が続きます。

 

手前味噌ながら、私も水中撮影をしております。

 

f:id:amadeus1010:20180220115009j:plain



 

フィリピンでダイビングをすると言うと「え、フィリピンって海綺麗なの?」という感じになりますが、「セブ島でダイビング」と言うと皆さん「わぁーいいなー」となります。セブ島も、フィリピンですが、マニラなどとは違うバカンスの島というイメージでしょうか。まだまだ日本では、フィリピンと言えばスラム街というマニラ的なイメージが強いようです。

 

島の周りが全て珊瑚礁になっています。これは浅場、6メートル程ですがたぁっくさんのお魚が生息しています。フィリピンは水中生物の生息が、世界でもダントツトップなんですよ!被写体も豊富です。

 

f:id:amadeus1010:20180220115026p:plain

 

 

カラフルな魚が居すぎて、異空間で、美しくて、本当にここらへんは竜宮城なんじゃないかと思います。圧倒されて、時々息するのを忘れます。

 


えと、ところで撮影ということで、私の姿も写っちゃうのかしらと。気になるけど聞けないんですが、緊張します。

※後日追記:発売された本を母に買ってもらい確認したら、写っていました。


水温は30℃、降り注ぐ日差し、穏やかな海。

ベタな言葉でしか表せないけど、ジスイズ楽園です。

 

この海に全身で触れたとき、ダイビング後にボートで寝転がって空を見ながら帰るとき、ここに暮らしていなければ一生知ることが無かった感情を噛み締めます。

 

お昼の13時に「日本にいた頃なら、この時間はアレやってるよね」「なんて違いなんだ!まさに天と地だ!もぐらとかもめだ!ヒョットコとオカメだ!」と、出来るだけ落差の激しいものを連想して、今の自分と日本にいた悲惨な頃の自分を比べて、何度も悦に入るということを繰り返す。幸せだ。

 

悲惨な頃とは、20代、痴漢されながら満員電車に乗って、ヒールで足が痛いのに毎日階段登って、お昼ご飯時にはお局のお弁当箱を洗わされて、帰りの電車で息ができないくらい圧縮されて、疲れ果ててるけど栄養ドリンク飲んで、明日の仕事の予定確認。その後、貯金するために始めたアルバイトに行く。黄色と黒は勇気のしるし、24時間戦えますか?という音楽がどこかから聞こえます。もう、涙が出ちまうんだがサラリーマンはよ。

 

生き方で人生は変わりますね。

一番大変だった頃、その渦中にいる時、「なんだこの地獄」としか思ってなかったし、今思い返してもどう美談にしようと見繕っても「なんだあの地獄」としか思えない。地獄は地獄で、天国の要素はひとつもない。地獄で天国は見つからないし、桃源郷の灯りも光ってない。天国へ行くには、唯一「地獄じゃないところに出る」しかない。

 

今まさに、地獄の気配など微塵もないところにいる。心も体も解放されて、毎日を太陽とともに生きている。こんな生き方が、あるんだな。世界(実際のユニバースという意味ではなく、ここでの世界とは自分の外に広がる現実という意味での世界)は広そうだ。

 

綺麗な海の上で天国と地獄に関して論じる、でした。