いなかWEBライターのブログ

やりたいこと全部やって生きていたいと思うから、田舎に住むと決めました(今現在は)。

ランサーズで提案するまでの経緯、ということについて 前半

前回、ランサーズをやり始めた頃(2017・9月)のことを書きました。

 

その後、タスク案件をやりながら、直接依頼をやって暮らした1ヶ月間。

 わかってきたことがありました。

タスク主(ぬし)からの直接依頼は、よっぽど羽振りのいい主さん以外、単価が超安い奴隷案件だと。だれでも書けるキーワード消化のSEO記事ばかりで、主はコピペチェック以外に興味はなく、私の文章には目もくれナイ。もちろん、そうじゃない人もいますが、ごく僅かです。

次第に、悲しいじゃないさアンタよぅ。あたいの書いたものに、あたいのパーソナリティーを感じてよ!という不思議な気持ちになっていきました。

 

『自分じゃなくてもできる仕事』っていうのが好きじゃないんです。だから個人事業主になったのに、なんでこんな仕事してんだろ、こりゃ違うなぁ。と思いだしたら、イヤでイヤで堪らなくなってきました。だけど、文字奴隷の雇い主は低単価で働いてくれるカモをのがしたくないから、次々に案件を振ってきます。みそめて頂いた恩義もあるし……と、私は拒めずに、ピラミッドの石運びさながらムチに打たれ、文字奴隷をやり続けました。

 

ランサーズに登録して2ヶ月目。

クライアントさんに、あたいのパーソナリティー感じてよ!という欲求を通り越し、「この記事読んだ人、あたいのパッション感じてよ!」ということを思い始めた。だけどそれは到底不可能で、この記事はパッションどころかクライアントがお金儲けするための文章なのであって、読者にはなんの特もないただのクズ記事なのだ。

みなさんも経験があると思います。タイトルで「あっ、これ読みたい!」と思って開いたネット記事が、最後まで読んでもタイトルの筋に触れられておらず、内容も希薄で、変な日本語で、「ん、で結局ナニ?なんだこれ」となること。私はまさに、そんな文章を書いている。だめだ、これは、こんな「負の作業」を担っているようでは!と思いました。

 

そして、これは一種のハラスメントだなぁと感じることもありました。

その奴隷主の要求は日に日に増えていきます。ふた言めには「コピペチェックに引っ掛かっています。14文字以上だとGoogleさんは許してくれないのです」と言い、クローラーのこと検索のことを説明し始めました。そう、彼も彼とて、Googleクローラーという魔王に囚われたプリズナーだったのです。

コピペとか絶対にしてないし!どこが引っかかったのか詳細を聞くと……。それは、商品名が10文字のものを紹介している文でした。

いやいや、10文字の商品だもの。商品名ですでに10文字一致してるんだよ?どんなにあとの文言変えたとしても、ごまんとあるインターネット情報の中のどれかとは必ず一致するだろうよ……。しかも、あんたが商品名のあとにキーワード置けって言ったから置いたのに、それが一致してんじゃんよ!

だけど、お前がわるいやりなおせ、やりなおせ、とプリズナーは、サイコパスさながらの丁寧な口調で、でも冷たく突き放すという操作をしてきます。私は、書いてはコピペチェックをして提出、修正という日々。

 

ネテモサメテモその案件がイヤでイヤでたまらなくなり、これはもう限界だと、次の依頼をお断りしました。本当の理由は言えずに、「いま時間がなくってですね、てへ」という言い訳をしました。もうなんか、DVを受けている妻の気持ちです。「時間を作れない私がダメ。あなたの要望に添えない私がダメなの。ごめんなさい」という媚びへつらった気持ちが芽生えてきてしまう始末です。文字同士のやり取りでここまでを感じることができるという、私の憑依能力は恐るべしです。

 

奴隷使いのDV旦那サイコパス囚人から、ついに逃れることができました。

 その瞬間、すごく解放された気分になりました。

私は自由よ!ジスイズ プリズンブレイク

 

この奇妙な体験で得た教訓は、「クライアントは自分で選ばなければいけない」ということです。

そこから、プロジェクトに提案をすることに行き着きます。次回はいよいよ、プロジェクトに初提案の話です。

以上、ランサーズで提案するまでの経緯、ということについて 前半でした。

 つづく

 

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