ライター以外のお仕事がありますよ、ということについて
雨が続いていましたが、ようやく晴れました。
太陽が出てるだけで朝に元気が出るのはどういった効果だろう、と考えたましたが、私は寒いのが苦手なのでその理由は「暖かい」なんであろうと思いました。
実際、太陽は「暖かい」。でもカーテンを開けた時すぐに暖かさを感じるわけではない。太陽光線を目に浴びて目で感じる「明るい」から太陽光線を体感する「暖かい」が連想されて、まず気分が上がる。その後、実際に太陽を体感して「暖かい」を感じるというメカニズム。
これはまさに「脳の反射・反応」いわゆるイメージがもたらす気分の変化ですね。脳はお利口だけど厄介な生命体です。上手にあつかってあげないとすぐにヘソを曲げるやつです。最近、へそ曲げしてきたので、私は「脳」に刺激を与えることにしました。生活環境を変えるのです。
明日からしばらく東京に行ってきます。
私はライター以外にも仕事をいくつか持っています。その中のひとつは「高級家政婦」という仕事です。なんともあやしげな仕事ですね。自分で字面見て、今そう思いました。「高級」が付くだけで、なぜかわいせつなイメージが湧いてくる「家政婦」なる職業。
人に「家政婦をしております」と言うと、清楚で頑張り屋さんのイメージを与えることが出来そうですが、「高級家政婦をしております」と言うと、絶対におかしなことになります。だから現実では、誰にも言った事はありません。
なぜ高級なのか、というと、
私はすごく田舎に暮らしているので呼び寄せるための交通費が半端ないのです。私の顧客は大阪・東京の中心部に暮らしている人が多いので、そこまでの交通費が高くつくのです。交通費は全て顧客持ちです。
今回の交通費は往復で総額、36,000円。田舎から最寄り空港までの往復・飛行機往復・成田から顧客宅への往復費用です。
顧客は友人が主で仕事内容は、長期間家を空ける時に、住み込みでペットのお世話や、観葉植物のお世話をするというものです。自分のペットをホテルに預けるよりは、手間的にも、環境的にも、気持ち的にも断然いいということで、十分に需要があるのです。
お掃除、お洗濯は希望があればやります。顧客が帰ってくる日に、お料理を用意して待っているようなことも希望があればできます。私の父は板前で、私は6歳から料理の教育を受けています。家事以外のイレギュラーな用事については、応相談です。基本はただの給餌係&お留守番です。
お仕事を受ける条件は、自宅にインターネットがあること。私の友人または、その紹介であること。いわゆる、一見さんお断り・会員制の「高級家政婦」です。
「一見さんお断り」・「会員制」という響きが、京都の花街を彷彿とさせ、私をより一層甘美なものに仕立て上げるのです。
今回のお話は昨日の夜に頂いたものなのです。突然だったので迷いました。ですが来てくれないととても困るというので、請負いました。体の調子を少し悪くしていたのですが、ならばちょいといこうかということに相成りました。
今回の顧客は古くからの友人です。
友人宅は都心の高級マンションです。私はどうやっても住むことはできないお屋敷です。この友人の以前の住居には、エントランスにグランドピアノがありました。いったい誰が弾くのでしょう。セレブの生活は不思議です。今回の住居は残念ながらそこではないようですので、エントランスにおけるピアノの存在意義を明らかにすることは叶いません。
去年の年末に引っ越したばかりということで、初めて訪れる住居です。楽しみですが、高級マンションは、毎回どのボタンを押せば中に入れるのかがわかりません。前回は間違えて、意気揚々と宅配ボックスのエリアに入ってしまいました。私は宅配業者ではありません。またある時は、地下駐車場に余裕綽々と入って行きました。ですが、私はドライバーではありません。あくまでも甘美な会員制高級家政婦なのです。
高級家政婦も楽ではありません。
入口から数多のミッションが待っているのです。
明日からは、ビックシティー東京で、友人宅の毛深い嬢ちゃん坊ちゃんとともに、ハイソな生活を楽しみたいと思います。デヴィ夫人のような口調となり、セレブ的に振る舞いたいと思います。現実はライターの仕事をしながらの家政婦ですから、すごく働いてるし、むしろダブルワークなんでものすご働いてるんですが、その側面はたまに思い出す位にしたいと思います。
東京のおしゃんてなカフェとかにPCを持ち込んで、今流行りのノマドってやつをやってみるいい機会ですが、考えただけで緊張するので多分行きません。まず、カフェでくつろぐということに高いハードルを感じます。それに、私のラップトップはかなり大きいタイプなので持ち運びがきっと辛いです。
どこかに行くとしたら博物館系か、三鷹の森ジブリ関連でしょうか。
大きな書店もいいですね。ネットではなく、直に見て本を買うのはとても楽しいです。
書店のことを考えるとわくわくしてきました。やはり書物が大好きです。
刺激的な都会の書店で存分にアバンギャルドしてみようと思います。
ライター以外のお仕事がありますよ、ということについてでした。
それでは。